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音楽家:ジャンルを越えて音を届け続ける、生涯現役の伴走型音楽プロデュース
テレビ、CM、ゲーム、映画、Web。ジャンルの境界を越え、20年にわたり音楽制作を続けてきたフリーランスの音楽プロデューサー・近藤芳樹さん。
クライアントの要望に応えるだけでなく、その背景にある物語や想いを丁寧にくみ取り、音として形にするスタイルを大切にしているという。
専門分野に特化することが主流だった時代から、幅広いジャンルに挑み続けてきた経験は、変化の速い現代のクリエイティブ業界で大きな価値を持つ。
音楽を愛する人と出会い、共に作品を生み出していきたい。そんな思いとともに、今日も新しい音を探し続けている。
ジャンルを越えて音を届ける。フリーランス20年の歩み
─どんなお仕事をしているのですか?
フリーランスで20年間、音楽に関する様々な依頼をお受けしてきました。テレビ番組やCM、ゲーム、映画など幅広いジャンルで作曲・編曲・BGM制作を手掛けています。
─Web関係のお仕事も?
はい。企業のホームページにオリジナルの音楽や効果音を付けたり、動画作品のBGMを提案することもあります。
制作の際はクライアントの会社の方針や物語を表現することを重視し、密に話し合いをした上で音楽を作っていくようにしています。
─音楽を作るために打ち合わせというと、やはり対面でのやりとりが中心になるのですか。
対面の打ち合わせとオンラインでの打ち合わせを併用して進行します。そのため、クライアントが全国どこにいても対応可能です。過去には京都の舞台の音楽を手伝ったこともあります。
─近藤さんはクライアントのニーズに寄り添って一緒に音楽を作ってくれる人なのですね。
はい、そうなんです。クライアントの思いに寄り添って音楽を作ることを大切にしています。まずはどんなものを作りたいのかをヒアリングした上で、「こんなものはどうですか」とこちらから提案を重ねていくスタイルです。
─音楽を一つ作るときの制作期間はどれくらいなんですか。
これは本当に物によりますね。例えば企業様のホームページの音楽制作ですと、やはりストーリーをもとに丁寧な音楽作りをしていく必要があるので、初回の打ち合わせの後にラフを何案も出して「どれが近いですか?」と確認しながら進めます。そのため、一つの曲を仕上げるのに1ヶ月ほどかかる場合も。
もちろん、短納期のご要望があれば数日ほどで仕上げることもありますよ。
─ふだんはどこでお仕事をされているんですか。
基本的には自宅のスタジオで作業をしています。いつでも音を出せる環境なので、簡単なレコーディングであれば自分の家で完結します。大掛かりなレコーディングのときは外部のスタジオを使うことも。そのあたりは制作内容に応じて臨機応変にやっています。
幅広い経験と仲間の力が生む、柔軟な音楽制作体制
─ご自身の強みはなんだと思いますか。
二つあります。一つは、20年間フリーランスというスタイルで続けてきたこと。作曲家さんの多くは、どこかの会社や事務所に所属してからフリーランスになるのが一般的ですが、僕の場合は音楽の専門学校を出てから作曲家に弟子入りし、そこから今日に至るまでフリーで続けてきました。
そのため、いろいろな分野の仕事に携わることができました。一つの分野に特化するのではなく、幅広いジャンルに対応できることが自分の武器になっています。
─幅広くというと、具体的には?
例えば、最初の打ち合わせでクライアントが「ロックっぽい音楽がほしい」と希望したとします。でも、掘り下げていくうちに、実はロックよりもオーケストラのほうが合っていると気づくことがあるんです。そんなとき、柔軟にロックからオーケストラに切り替えて提案ができます。
─これまでのいろいろな仕事の経験が生きているのですね。では二つめの強みは?
二つめは、チーム体制で制作ができることです。これもフリーランス特有の強みではありますが、フリーランス同士の仲間が結構いまして、適材適所で音楽のプロを集めることができます。
また、音楽を制作する場合、費用面は結構シビアな問題かと思います。自分の場合は普段から一緒にやっているミュージシャン仲間がいますので、予算に応じた提案も柔軟に行うことができます。
─ミュージシャン、音楽といっても、本当に様々なジャンルがありますものね。多方面に人脈があるのは近藤さんの強みですね。
ありがたいことです。ストリングスのプロ、効果音のプロ、といったようにその道の専門家が周囲にいるので、連携することでよりよい音楽を提案することができると思います。
音楽と映像をつなぐ新しい出会いに期待!
─Webクリエイタークラウドを通して、出会いたい方はいますか。
「特別な音楽を作りたい」という熱い思いを持った方と出会えたら嬉しいです。音楽を仕事にしていないけど、音楽を聴くのが大好きという方も結構いらっしゃいますよね。音楽に愛がある方と一緒に仕事をするのはやっぱり楽しいですし、得られるものも大きいので。
あとは、映像制作をしている方ともご縁があればいいなと。制作において、サウンドと映像をセットで提案する機会が多いので、協力していただける方がいると提案できる内容の幅も広がると思います。
─今後、法人化する予定は?
よく聞かれるんですが、自分は生涯現役のクリエイターでいたいという思いがとても強いので、今のところ法人化の予定はありません。
会社にしたことで曲を作る時間が減るのがいやなタイプでして……(笑)。本当にクリエイティブなことだけ続けていきたいので、これからもフリーランスとしてやっていくつもりです。
─根っからのクリエイター気質なんですね。
はい。それに、一か所にとどまっていたくない性格も影響していますね。音楽のジャンルも一つに絞らず、ゲーム、Web、CM、映画、アニメと何でもやってきました。でもその経験こそ、今の自分の武器になっているので、よかったです。
─音楽の経験は幼少期から?
3歳から中学生までピアノをやっていて、中学に入ってからはバンド活動を始めました。そのときに、ギター、ベース、ドラムと全部やって、将来はプロのバンドマンになりたいとまで本気で思っていたんです。そのままステージの道を志したのですが、19歳の頃に自分が本当にやりたいことはステージに立つことではなく曲を作ることだと気づきました。思えばバンド活動でも、自分の作った曲を演奏してもらえるのが一番嬉しかったなあと。
─ぜひ今後も近藤さんの個性を貫いて活躍してほしいです。
最近はだいぶ、僕みたいな気質のクリエイターが生きやすい時代になったと感じます。20年前だとなかなかこうはいかなくて。「中途半端な何でも屋」「そんなんじゃ一流になれない」なんてよく言われたものです。当時の音楽業界の中では、専門分野を作って一流になるというのが主流のスタイルだったんですよね。
でも、昨今は変化の激しい時代です。音楽の常識もどんどん移り変わっていきますから、そこについていける柔軟性という意味では、フリーランスのスタンスが評価されやすいのでしょう。ありがたいことに、やっとのびのびと仕事ができる時代が訪れました(笑)。
「守りに入らず攻めの姿勢で」。挑戦し続ける信念
─近藤さんが仕事をする上で一番大切にしているマインドは?
守りに入らないこと、攻めの姿勢でいることです。現状を維持しようとすると、どうしても守りの姿勢に入っていってしまうので、常に新しいことに対して挑戦していきたい。気持ちが若いままいたい、とも言いますね。
─最後に、近藤さんの目標を教えてください。
先ほども言った通り、生涯現役のクリエイターでいたいです。僕は音楽を作ることが大好きです。一番の目標は、死ぬまで音楽を作ること。「本当に死ぬ直前まで曲を作っていたよね」と言われるくらいの生き方を目指しています。